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共著

「四季吟詠句集」 牧野洋子 
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自薦10句

   雪の午後読み継ぐ本を読み尽くし
   まんさくの花びら動く日曜日
   啓蟄や真白き船の客となる
   吾雛はピアノの上にをさまりぬ
   亀鳴くや男は赤き花を買ふ
   水滴を一滴保つ木の芽かな
   内緒話みな聞こえそう月の道
   枯野原野菊ばかりに陽の当たる
   どの部屋も明かりの灯る冬休み
   侘助や座敷に足袋の擦れる音

             四季出版刊
by owl1023 | 2007-07-06 23:14 | 牧野洋子著書


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