岩淵喜代子著エッセイ集『淡彩望』
墨彩画 山内美代子 ![]() 帯文 正津 勉 何かへ心を凝らしている」。集中冒頭の「去年今年」にある言葉だ。 岩淵喜代子は美しい瞳をしている。そのつよく曇りのない瞳でみつめられた、ときの表情、おりふしの出来事、それらはなんと優しい光に包まれいるだろう。ときにわたしたちは聴くことになるのである。「深い内部では、すべてが法則です」という声を。 ![]() ![]() b>本文「辛夷の花」より ~~そのみどりの樹の中ほどに、最後の花びらがいつまでも留まっていのが気になっていたが、それもある日消えてしまった。すると、過ぎたいく日かが、とりわけ穏やかな日和であったことに気がつくのである。 あとがき この『淡彩望』は、長年にわたって書きためた文章の中から、俳句の延長線上にある作品を一集にしたものである。そのため、あえて俳詩、あるいは俳詞というジャンルを作りたいのである。 詩人正津勉氏の推薦文と山内美代子さんの墨彩画をそえていただけたことに弾みをつけて上梓する運びになった。発行するにあたって助けていただいた多くの方々に、厚く御礼を申し上げる。 1999年10月 岩淵喜代子 200年2月 ふらんす堂刊
by owl1023
| 2007-07-05 21:35
| 岩淵喜代子著書
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