句集

第二句集『夏館』長嶺千晶

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本阿弥書店 2003年7月1日 刊
帯文 装丁 加藤恒彦

帯文
 
 落ち着きと居住まいの正しさの中にも
     ほのかに漂うユーモア
  豊かな感性で時の流れを見つめ
 真摯に、そしてしなやかに「今」を詠う
     著者充実の第二句集


 



 収録作品より
 引く波を押し上ぐる波鷹渡る
 日盛りの影をちぢめて象老ゆる
 苦瓜やぶらさがるものみな愉し
 事務椅子の半回転に雲の峰
 田蛙のキリリコロロと父老ゆる
 朝寝して海はればれとありにけり
 油絵に昭和の暗さ夏館
 まだかたき桃のごとくに拗ねてをり
 屈伸や地のたんぽぽに届くまで
 蝌蚪に足出て笑ひたき日なりけり
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by owl1023 | 2007-07-06 08:37 | 長嶺千晶著書


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